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【体験談】東京都杉並区の住みやすさと住みにくさ

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【体験談】東京都杉並区の住みやすさと住みにくさ

杉並区は23区の西にあり、面積は23区で8番目に広く34.02平方キロメートル、人口は都内で六番目に多く約58万人です。中央線沿線を中心とした閑静な住宅街が広がり、自然の多い区となっています。

このページではそんな杉並区に住んでいる人に住んでみた感想を書いていただきましたので紹介します。

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杉並区に3年半住んで感じる住みごこち

私は東京都杉並区在住です。
杉並区には三年半ほど住んでいます。

杉並区の治安について

まず杉並区の治安についてお話しします。

杉並区は実際に住んでいる私の体感としては、とても安全な街に思えます。
犯罪発生率も23区の中では2番目に低い数字であり、人口が多く面積も広い区であるにも関わらず発生率が低いというのは住みやすい街であると言えます。

しかし交通事故の発生率は23区の中で8番目に多い数字となっています。
住宅街が多く見通しが悪いことやファミリー層が多い街なので子供が多いこと、また環状八号線があることも原因かもしれません。
駅の周りでは自転車の窃盗などの事件も起こりやすくなっています。

しかし23区の中では治安は比較的良好です。
家族で住むのはもちろん、学生などの一人暮らしでも安心して住む事ができる街です。

杉並区が住みやすいと思う部分

次に、杉並区が住みやすいと感じる5つの理由についてお話しします。

1.中央線沿いが栄えている

JR中央線の高円寺、阿佐ヶ谷、荻窪の駅前は繁華街となっていて、レストランや居酒屋などの飲食店はもちろん、スーパーや薬局やクリニックなど生活するのに困ることはないほど充実しています。
有名なラーメン店やスイーツのお店なども多く、休日だけでなく平日も多くの人で賑わっています。

2.交通の便がよい

中央線に乗れば新宿や吉祥寺、東京などに乗り換えなしで行くことができますし千葉方面とも総武線で繋がっています。
荻窪と池袋を繋ぐ丸ノ内線は荻窪が始発なので大変便利です。

南を走る井の頭線に乗れば渋谷にも行くことができ、京王線との乗り換えもしやすいです。
どれも電車の本数はかなり多いので、通勤や通学でどこへ行くにも行きやすいです。

3.自然が多い

駅前が栄えていて便利な都心であるにもかかわらず、杉並区は緑が多いと感じることがあります。
子供連れの家族層が多いため公園の数は多いし、荻窪のあたりを走っている善福寺川沿いは公園になっていて、散歩やランニングをするのに適しています。

休日は家族連れも多く、お弁当を持ってピクニックをしている人もいて穏やかな空気が流れます。
私のお気に入りのランニングコースです。

4.バスが多い

杉並区内は多くのバスが走っています。
住宅街から駅に向かうバスがあるのはもちろん、西武線や京王線の駅に向かうバスもあり南北の移動もしやすくなっています。

朝のラッシュ時も本数が多いため、乗れなくなることはありません。

夜23時過ぎでもバスはあるので、帰りが遅い時も安心して帰ることができます

5.井の頭線沿いの雰囲気がいい

繁華街や人ごみが苦手…という方には井の頭線沿いがおすすめです。
中央線沿いよりも落ち着いていて、下町のような親しみやすい雰囲気があります。

駅前も中央線沿いほどではないですがスーパーなどがあって栄えているので、生活に困ることはなさそうです。
八百屋や肉屋などもあり、独り暮らしでも街の温かみを感じることもできます。

杉並区が住みにくいと感じる部分

そんないいところばかりに思える杉並区にもたまに住みにくいと感じることもあります。
杉並区を住みにくいと感じる理由についてもお話しします。

1.朝の通勤ラッシュが辛い

人口が多くベッドタウンでもある街には通勤ラッシュは付き物です。
私も毎日JRを利用していますが、吉祥寺や立川へ向かう下り電車は空いていますが、新宿や東京、千葉方面への電車は朝かなり混んでいます

丸ノ内線も始発ではありますが、ラッシュ時はホームに人がいっぱいで何本か待たないと座っていくことはできません。

2.阿佐ヶ谷と高円寺は災害に弱い

阿佐ヶ谷と高円寺は災害が起きたときの危険度が高いと言われています。
耐震基準を満たしていない古い建物が多いことや木造の家が多く燃えやすいことなどが原因です。

またこの辺りは人口が多いわりに避難場所となる公園が少ないことも、危険度の高い要因となっています。
ただ杉並区では防災まちづくり計画を行っていて、2022年までに改善を完了させる予定となっています。

3.大きな環状八号線が走っている

通称環八と呼ばれる道路が荻窪駅周辺を通っています。
交通量はかなり多く朝や夕方などのラッシュ時には渋滞も見られます。

交通量が多いともちろん排気ガスも増えるので、環八沿いを歩くときは何となく空気の悪さを感じることもあります。
環八沿いに住む場合は洗濯物を外に干すことは躊躇われます。

ただ環八があることで車での移動もしやすくはなるという利点もあります。

杉並区に住んだ感想まとめ

杉並区には以上のように住みにくいと感じる点もあるため全くストレスなく住む事ができますとは言えないですが、それでもいいところのほうがたくさんあるため、私はとても住みやすいと感じていますし、好きな街でもあります。

かつては待機児童が多いことが問題になっていましたが、区がその問題を解消しようと取り組み、2018年は待機児童をゼロにすることに成功しています
区民の悩みにしっかりと向き合って実際に解決してくれる区である証拠です。

繁華街があることで活気に溢れているのでつい帰り道に寄り道をしたくなってしまう誘惑もありますが、実際住んでみると杉並区の良さがより実感できると思います。
転居を考える際にはぜひ候補に入れてみてください。

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子育て支援な杉並区!?

東京都杉並区は妊娠中の人にはマタニティヨガなどに使える「ゆりかご券」、小学生以下の子供がいる人にはベビーマッサージや子供向けの観劇観賞に使える「子育て応援券」を配布するなど、子育て支援に力を入れている区です。

ゆりかご券とは

妊娠し、母子手帳を貰うと区の助産師さんから電話があり、最寄りの保健センターに呼び出されます。

そこで不安などがないか、産後手伝ってくれる人はいるか等の相談に乗ってもらい、区のサービスの説明を受けて「ゆりかご券」なるものを貰えます。

この「ゆりかご券」は区内のマタニティヨガなどをやっている施設や店舗で使うことが出来ます。あまり使い道がなく残ってしまう人が多いようです。

子育て応援券とは

そして、出産後、出生届を区役所に出すと「子育て応援券」なるものが貰えます。

こちらは、インフルエンザの予防接種に使えたり、一時保育、母乳マッサージやベビーマッサージ、子供向けの観劇観賞等、こちらは使い道がたくさんあります

また、区の保健センターでは、「赤ちゃんあつまれ!」や「育児相談会」などを定期的に開いており、毎回、身長体重の測定が出来たり、新米ママが孤独にならないようにママ友づくりのサポートをさりげなくしてくれています。

そして、保健センターで行われる4ヶ月検診では「ファーストブックプレゼント」というのがあり、絵本を2冊プレゼントしてくれます。家にある絵本と重複してしまったら他の絵本と取り替えてくれます。

ここまで聞くと、とても子育てを支援してくれる地域のように思えるのですが、取り敢えず保育園がないです。

子育て家族が多いので全く足りません。待機児童がたくさんいます。区役所に相談に行っても100人待ちといわれました。

幼稚園も少ない区だと思います。

道が狭くて危険

また、住宅が密集しているので道が狭いです。歩道のない抜け道がたくさんあり(しかも一方通行じゃない。)二人並んで歩くのは難しく、子供連れで1列になって歩くのはとても危険です。

そこをバスが普通に通ります。対向車とすれ違うときは道を譲り合って通行しています。

そんな道がたくさんあるのですが、子育てママさんもたくさんおり、自転車に子供用座席を2つつけて乗っている方もたくさんいらっしゃるため、何度も危険なところを目撃しています。

子供の幼稚園の前の道もとても狭く、送り迎えの時にいつもハラハラします。

子育てにいいのか、悪いのか一長一短です。

お子さんのいらっしゃる方に勧めたいような勧めたくないような区です。

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