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北名古屋市西春駅周辺の住み心地について

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愛知県北名古屋市に4年ほど住んでいます。

北名古屋市は場所としては文字通り名古屋市の北、厳密には北西に位置し、犬山城で有名な犬山市と名古屋市との間の名古屋よりとなります。

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北名古屋の治安について

・最初に治安についてですが、名古屋市と隣接しているもののそこまで治安が悪いという印象はありません。

名岐国道と呼ばれる名古屋市と岐阜県岐阜市を結ぶ国道近くに住んでいますが、暴走族がよく走ると言ったことや殺人事件などが起きたということはニュースになったことがほとんどないのです。

ただ、隣接する名古屋市西区に近づくにつれ、ちょっと怖そうな雰囲気の男性や外国人が集団で歩いていることがあり、やや心配なことはありますが、実際に彼らが直接こちらに絡んでくるということはありません。

北名古屋市の住みやすさ

北名古屋市の住みやすさは名古屋市までのアクセスの良さ、比較的静かな住宅地、買い物できるエリアが充実している、市営の室内運動施設がある、比較的温暖であるという点です。

1.名古屋市までのアクセスの良さ

北名古屋市だけあり、アクセスがとてもいいというのが特徴です。

東海エリア最大のターミナル駅である名古屋駅まで名古屋鉄道の急行で10分程度と言う鉄道による近さの他に国道や愛知県道63号名古屋江南線(通称:名草(めいそう)線)が名古屋の中心部近くから延びており、その道一本で名古屋の中心部にアクセスできます。

つまり車でのアクセスも便利と言うエリアなのです。

2.比較的静かな住宅地

名古屋のような中心業務地区と呼ばれるエリアや繁華街がないので、比較的静かです。

最寄り駅の西春駅から東側は県営名古屋空港までまばらな住宅や田園地帯が広がっており、とても静かなエリアですし、西側も駅から少し離れれば田畑と住宅街が混ざり合い、夏場になると遠くからかえるの鳴き声が聞こえるほどです。

名古屋市に隣接していても良い意味で田園風景の残るベッドタウンと言うのが北名古屋市の住みやすい理由です。

3.商業エリアが充実している

本格的な商店街はないものの西春駅に隣接して名鉄の経営する総合スーパーがあります。

そのため、そこへ行けば一通りのものがそろいますし、隣の清須市になりますが、少し郊外に足を延ばせば楽市楽座と呼ばれるドン・キホーテがキーテナントのショッピングエリアもあります。

また、住宅地が近いことから中規模のスーパーが市内に点在し、コンビニは北名古屋市を南北に縦断する名草線を中心に充実しています。

4.市営の運動施設がある

北名古屋市の東にはその名も健康ドームと呼ばれる施設があります。

室内で運動ができるようにウォーキングやランニングの環境が整っているだけでなく、簡易のジムもあるため雨天でもそれらの運動が楽しめます。

また利用料も室内を歩き回る程度であればお金はかかりませんし、有料のものも市営なので非常に安いというメリットもあります。

こう言った施設が気軽にあるので住みやすいです。

5.比較的温暖

東海エリアは比較的温暖です。

愛知県にあってはかなり温暖なのですが、北名古屋市は愛知県の山間部からも離れているので、雪も少なく気温も高めです。

そういった地域でもあるので比較的温暖な環境で生活できるのも住みやすい理由と言えます。

北名古屋市の住みにくいと思うところ

北名古屋市の住みにくい理由は市内では完結しないことも多い、大きな買い物は名古屋市、幹線道路は騒音がうるさい、市域が狭い、医療施設が少ないと言った点です。

1.市内で完結しないことも多い

北名古屋市は住みやすいといっても規模としては中規模から小規模な町です。

そのため、仕事や保健所に用事がある場合は名古屋市に出る必要があり、実際のところ多くの部分を名古屋市に依存しているという状態となっています。

そのため、名古屋市にわざわざ出ていく機会が多い街でもあります。

2.大きな買い物は名古屋市

北名古屋市はショッピングモールがありません。

そのため、大きな買い物をしたい場合は、名古屋市を中心とした周辺の市へ行く必要があります。

例えば、名古屋市の場合は名古屋市との市境から少し中心部寄りのモゾワンダーシティ(イオンモール)へ出ていく必要があります。

3.幹線道路はうるさい

静かと言ってもそれは幹線道路を避けた奥まったエリアです。

名草線は名古屋エリアの幹線道路でもあるため深夜でも交通量が多くうるさいです。

それに東西を通る県道62号線も東隣りの豊山町にある三菱の工場や周辺の関連企業に運ぶ荷物で騒音が気になります。

このように基本的には静かですが、例外のエリアもあります。

4.市域が狭い

もともと合併前にあった師勝と呼ばれていたところは日本で一番人口密度が高い「町」でした。

そして西春町と合併して北名古屋市となったのですが、共に面積が狭いため移動すればすぐに他の行政区になります。

直接住みにくさとは関係ないのですが、何となく市に愛情が持ちにくいことも少なくありません。

5.医療施設が少ない

多くの行政にあるような市民病院などの公立病院がありません。

また人口自体も10万人未満なので、総合病院に近い存在である済衆館病院と呼ばれる病院はあるものの救急に関しては名古屋市内の病院にも大きく依存しています。

また、名古屋市内に行けば過剰なほど診療所があるので、北名古屋市ではなく名古屋市の診療所を受診するケースが多いです。

北名古屋市に住んで感じた住み心地についてまとめ

北名古屋市は名古屋市の北西にあり、住宅地を中心としたベッドタウンと言えます。

そのため、静かな場所が多く基本的な買い物は完結することが多いという町でもあります。

しかし、医療面を中心として多くを名古屋市に依存しており、市内で完結しないことも少なくありません。

そういったデメリットはあるものの、名古屋市に近いという地理的なメリットや名古屋市中心部への通勤圏であるという便利さはとても魅力的なものがあります。

また休日も幹線道路を使えば車で他のエリアへの移動も容易なので便利なことが多いです。

総合的な面からすると、仕事は名古屋市、住むのは北名古屋市と言うように機能を分けた生活をするのに最適なエリアと言えるのではないでしょうか。

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