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広島市南区の住みごこちを紹介します

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わたしの街「広島市南区段原」。住んで二年が経ちました。段原地区は広島駅の徒歩圏内にありながら、開発されるのが比較的遅かったため、街並みはどこか新しく個性的な店も見られ、かつ、住宅地は閑静です。

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段原の治安

不審者情報はほとんど聞きません。商店と住宅のバランスが良く、店は飲食店が多いものの騒がしいお客を呼ぶタイプの店は少ないため安定していると思います。

ただし、川向こうに広島東洋カープの本拠地であるマツダスタジアムがあるので、ホームでの試合の日は周辺道路が混み合い、ナイターの後は遅い時間にファンがゾロゾロと歩いています。

住宅地の路地を歩きながらの声が夜でもよく聴こえます。ほとんどのファンはマナーが良いと思いますが、たまにゴミをポイ捨てする人も。

広島市南区の住みやすいと感じるところ

「アクセスが良い」

広島駅までは徒歩圏内、また路面電車やバスの停留所もあります。自動車で遠出の際は東雲ICが近いですし、市街地へは自転車があれば10分ででられます。気持ちのいい日は歩いて行くのもいいですね。

「川のある街、美術館が近い街」

段原は猿猴川に面していて、この河川敷は整備されてジャングルジムや遊具を兼ねたオブジェが設置されています。電線を地下に埋めてあるので景観も清々しく、ウォーキングや犬の散歩を楽しむ人や、遊具で遊ぶ親子の姿もよくみられます。

段原町には比治山が面しており、比治山には広島市立現代美術館があります。企画展の充実はもちろんのこと、「ツキイチワークショップ」という子どもから大人までを対象とした無料のワークショップがあり、難しくなく、そして感性に刺激を与えてくれるプログラムで密かな人気です。

また、縮景園に隣接した広島県立美術館も近いです。

「買い物に便利」

普段の買い物はマックスバリュが便利です。こちらには同じ建物内に、映画館やファストフード店、飲食店やケーキ屋、ダイソー、西松屋、ハードオフなどがあるので色々と用事を済ませることができます。

また、広島駅ひはエールエール専門店街や福屋などのデパート、蔦屋家電がありウインドウショッピングも楽しめます。

「習い事がしやすい」

子供の習い事やカルチャースクールが多く選択肢が多いのも住みやすさの要因と言っていいでしょう。スイミング、ピアノ、珠算、英会話、民間学童、絵画教室、プログラミング教室など、子どもは親の送迎無しで自力で通う子も多いです。大人のカルチャースクールもあります。

また特筆すべきは近くにフィットネスクラブがいくつかあり、雰囲気や用途に応じて選択できるのは嬉しいことです。

「パン屋がたくさんある」

実は美味しいパン屋さんが多いことで密かに有名です。広島の大手「リトルマーメイド」から、店構えは大きくはありませんが個性的で洗練された店までと多いです。

私のオススメは「ベーカリー ピース」「シゲミ」「フォース」。小麦粉の美味しさを追求した店、米粉パンを極めてる店、野菜モリモリのサンドイッチ、食パン専門店など、ファンの多い店が点在しています。また自家焙煎のコーヒー豆店、ステキなフラワーショップ、わらび餅専門店もおススメです。

広島市南区の住みにくいと思うところ

「家賃、土地が高い。水害の覚悟が必要」

アクセスの良さゆえに、とくに近年、土地や家賃は高くなっています。新たに土地を買って家を建てることができる人は恵まれていると言ってよいでしょう。

また、広島市内は川の街なので災害時は川の氾濫や水没などに見舞われる危険性が高いとされています。2018年の豪雨の際は、段原にはとくに被害はなかったようですが周辺地域では冠水や土砂崩れがありました。

そういうことを加味しても、この地に新たに家を建ててしまえる人はスゴイかもしれませんね…

「車が多い。自転車も多い。」

駅が近いこともあり、片側3車線の大きな道路が町の真ん中を貫く段原ですので、とにかく車の量は多いです。比治山トンネルと合流する交差点では事故が多い印象。パトカーの音は頻繁に聴こえます。

そして自転車の量。

やはり駅の近くですから、特に朝の自転車の通行量は多いです。歩道は広いのですが、それでも自転車、歩行者、なかでも小学生の登校時間が重なった時の、危険との隣り合わせ感はヒヤヒヤするものがあります。車を運転していても、突然現れる自転車にひやっとすることは、この街に住む人は誰でも経験していると思います。

「カープの応援の音、フアンのマナー」

カープお膝元が近くなので、応援の音が聴こえます。野球が嫌いな人にはうっとおしいかもしれません。

また、シーズン中は夕方はかなり人通り、車通りが多く、それゆえに商売も繁盛していると思うのですが、ナイター後の住宅地の路地を歩くファンの声はそこそこ気になりますね。

殆どのファンがマナーには気をつけていると思いますが、球場でしこたまビールを飲んだ人が色々もよおしてしまった跡が翌朝見受けられることも。

「こどもが遊ぶ場所が少ない」

公園はいくつかあり、どれも綺麗に整備されています。放課後の子どもたちのこえがよく聴こえます。しかし子どもの声に対しては苦情もあり、車が多いので路地で遊ぶなんてことは無理ですね。駄菓子屋はなくお菓子はコンビニかスーパーで買うしかありません。そして周囲に自然が少ないですね。

「中学校の評判がよろしくない」

段原小学校の六年生の実に半数近くが中学受験をすると聞いています。

公立中学がいまひとつ評判が良くないようです。これは学校そのもののカラーではなく、生徒の性質による一期一会的なものだろうと思うのですが、やはり慎重になる保護者は多いようですね。

広島県南区の住み心地まとめ

広島市の中心部といえば「中区」ですが、段原は南区でありながらむしろ中区よりアクセスが良く、利便性と川沿いの清々しさ、個性的な飲食店、映画館美術館、習い事の選択肢の多さ、夜の静かさなど、広島の街ライフを楽しむには素晴らしい場所です。

一方で、不動産の高さ、交通量の多さなど若いファミリーや小さな子どもを大らかにのびのびと暮らす環境としてはマイナス点もあります。

また広島市内全域に言えることですが、川や地盤の特性から災害時、二次災害に見舞われる可能性が高いといえます。

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